宿泊施設にて ① (海外旅行)

スポンサーリンク

宿泊施設にチェックイン

ツアー会社によってスタイルは異なりますが、よくあるパックツアーの場合をお話します。

大抵のパックツアーでは添乗員さんが宿泊手続きのすべてを代行してくださいますから、皆でロビーの椅子に腰かけて雑談をして待ちましょう。ここがパックツアーのいいところですね。

やがて添乗員さんが全員を呼びますから添乗員さんの周りに集まります。家族や友人同士などツアー内のグループごとに代表者の名前が呼ばれます。部屋の鍵と翌日の朝食券などが渡されます。このとき添乗員さんの部屋番号が伝えられる場合があります。そのときは忘れないように覚えるかメモしておきましょう。倒れたとか気分が優れないなど緊急事態の場合は添乗員さんにいつでも内線電話しても良いようです。ただし、添乗員さんは一人になっても報告書作成や翌日の手配、予約の確認、忘れ物や何らかのトラブルのあるお客さんの対処、など、パックツアーのお客さんからは見えないところで業務を続けています。睡眠もごくわずかになってしまうこともざらだと聞きます。間違っても「一緒にお部屋でお茶を飲みましょう!」とか「街へ繰り出したいので案内してください!」などと誘ったりお願いしてはいけません。添乗員さんはとても多忙でそんなに時間に余裕は無いのです。いっぱいいっぱいという感じだそうです。

添乗員さんが全員にまだ伝えることがある場合は解散できませんが、添乗員さんが「もうお部屋へどうぞ!」というニュアンスのお話があれば自分たちの部屋に向かいます。

鍵について

渡された鍵によって扉の開け方はいろいろです。

① 普通の鍵 シンプルで判りやすいのですが日本とは方式が異なる場合がありあなどることができません。ドアの前で鍵を開けられなくて皆で立ち往生する光景は良く見かけます。鍵は右ないしは左に普通に半回転か一回転中には一回転半または二回転するものがありました。回転させて鍵が開いた後で鍵を扉から外すには半回転か一回転戻す必要があるものもあります。中には古いものだと癖のある鍵もあり若干持ち上げるようにして回転させるなど難しいものもありました。室内の電気を点けるためにはこの鍵に付いている角柱状の短い棒を部屋の壁に付いている小さな機械に差し込まないといけないというパターンもありました。

開け方が判らなくて皆が困っているときに、一番早く開け方が判った場合はツアーメンバーに教えてあげましょう。

ツアーメンバーはその旅だけの仲間でほとんどの場合はもう一生合うことも無いでしょう。けれどもこの旅の間は助け合いながら旅を続けましょう。どんな場面で自分が助けられるかわからないものです。ツアーの規模が小さい場合は特に皆とお話をして仲良くなっておくほうが何かと良いです。大きいツアーの場合は全員と仲良くというのは無理ですが、不思議なことになんとなく仲良くなれる、あるいはなぜかいつも近くにいる人がいたりします。感じが悪くなければ少しお話してみるのも良いでしょう。いずれにしてもあまり深入りしないのもコツです。

スポンサーリンク

② カード型の鍵 最近増えてきています。毎日符号させるデータを書き換えることができるタイプは安全です。ドアについているスリットに電磁記録部分を上から下にすっと通して開けるパターンの他、正面ないしは上からからカードの矢印方向へ差し込むパターンもありました。室内の電気を点けるためにはこのカードを室内の壁についている小さな機械に差し込む必要があるケースが多いです。

部屋に入る

複数人で部屋に入ったら自分のベッドを決めます。床に広いスペースがある場合は床で、もしスペースが無い場合はスーツケースに付いた汚れを拭き取ってから備品類を汚さないように気をつけながらベッドの上でスーツケースを開けます。宿泊に必要なものを取り出します。翌日に備えて少し荷物整理をします。捨てたいものは宿泊施設のゴミ箱に捨てます。帰りの飛行機でのスーツケース重量制限を考えると不要な物は少しでも処分できるときに処分するに限ります。

今回のフライトのために航空会社が付けてくれたスーツケース本体に貼ってあるバーコードやハンドル部分に巻きつけてあるバーコード付きの紙製タグなどはこのタイミングで取ってしまいます。付けっぱなしにしているとロストバッゲージの原因になります。

洗濯

旅行先で洗濯をすることにしている場合は到着後すぐに洗濯して干すのに限ります。翌朝どうしても乾いていない場合はアイロンで乾かすという手もあります。宿泊施設でアイロンとアイロン台をセットで借りることもできる場合がありますが出払っていて借りられないこともありますので、とても小さな旅行用アイロンと旅行用アイロン台をもっていると便利です。他に宿泊施設の髪用ドライヤーでもなんとかなる場合があります。旅行用ドライヤーがあればそれも役立つことがあるかもしれません。旅行用アイロン台もあると便利です。あて布はあったほうが安心です。

オフロ

お風呂はとても楽しみなものです。一日の疲れが取れるので必ず入るほうが良いですね。

ユニットバスタイプの場合、空の浴槽に入りシャワーを使う場合は浴槽の内側でカーテン側の下のほうの浴槽内をシャワーの水で少し濡らしてからシャワーカーテンを入れるとピタッと浴槽に張り付き広く使えます。必ずシャワーカーテンを浴槽の内側に入れて広げてから入るのがポイントです。これを間違えると浴室内に水があふれたいへんなことになります。

可能であれば浴槽に適温のお湯を入れて入浴すると旅の疲れも取れて気持ちが良いです。浴用入浴剤を入れるのも流行っていますが、匂いが強いものや壁や浴槽に色が付いて取れなくなってしまうような入浴剤は使用禁止です。匂いがほとんどなく、壁や浴槽に色が付かない製品があるといいですね。普段から探しておくといいですね。同じ理由から髪染めも禁止です。うっかり浴槽に取れない汚れを付けてしまうと旅行終了後に日本のご自宅宛で浴室交換工事の費用が請求されて来ることがあります。高額で驚くことになりますので十分に注意しましょう。また、海外のホテルのタオルは持ち帰ってはいけないことがほとんどです。シャンプーやリンスなどのアメニティグッズは持ち帰りが可能です。安い宿だとディスペンサーにシャンプーやリンスが入っていて持ち帰ることができないことも多いです。これがまた水質の影響と相まって髪がパサパサになってしまったりするのです。私は日本から小さなシャンプーやリンス、石鹸などを念のために少しだけ持って行きます。

スポンサーリンク

良い旅を!