一般区域のお店で買い忘れのものを買う
大きな国際空港の一般区域には様々なお店があり、商品も充実しています。旅行用電気器具、旅行用品、文房具、服、玩具、お土産、お体の不調を治す品など旅行に必要なものは何でも手に入ります。コンビニエンスストアもあるのでお菓子や飲み物も思いのまま買うことができます。私の場合は旅行用品の一部を持参し忘れてしまい、あわてて空港のお店で買ったこともあります。そのときは、小型の電卓、小型の懐中電灯などを購入しました。また、初めから空港のお店で買うつもりで空港で買ったものもあります。それは電源コードの変換プラグと旅行用の小型湯沸かしポットです。どちらも今でも旅行中に活躍しています。空港の旅行用品コーナーの商品は充実していて見ているだけでも楽しく、いろいろ欲しくなってしまいます。
一般区域のお店で食べる
おなかが空いては旅はできません。機内でのお食事時間にもよりますが、もしお食事までの時間が長い場合は空港で食べておくのもいいですね。大きな空港なら、最近ではありとあらゆる料理を食べることができます。私はその空港付近の名物料理を食べるのが好きです。
一般区域にあるラウンジを利用する
ラウンジは一部のお客様しか使わないところではあると思います。グレードの高い飛行機の席をご利用の場合はラウンジが使えることもあります。もしくはグレードの高いクレジットカードを保有されているか、世界中のラウンジを使うことのできるカードをお持ちであればラウンジを使うことができます。ラウンジを利用すると旅行の疲労度はまったく違うそうです。ラウンジを使ったほうが楽なので、ある程度の年齢を越えたらラウンジを使うほうが良いと思います。良いイスに座って飲み物を召し上がり、英気を養いましょう!
保安検査
保安検査は飛行機に乗る全員が受けなければならないものです。保安検査場への入場にはパスポートと搭乗券の確認があります。(eチケットお客様控えについているバーコードの読み取りが必要と聞きました。)いったん中に入るともう後戻りはできません。
「人」については金属類をすべてはずしてカゴに入れて「金属探知機」を通過します。尖ったものや刃物などおかしなものを隠していないか調べられます。ペットボトルの飲み物やハサミなど不適切なものはすべて放棄していくことになります。私は昔、金属探知機で反応が出てしまいボディ-チェックをされたことがあります。ベルトのバックルを外していなかったのがいけなかったようでした。人工関節やプレート、ワイヤー、ペースメーカーなどの医療的な金属が体内に入っている場合はその旨をお伝えすると良いようです。診断書などがあるとスムーズのようです。妊婦さんも同様です。
「物」については「X線での荷物検査」があります。液体物や手荷物、コート、パソコンなどをトレーに載せます。すると機械で透視されます。
ひととおりの検査が終われば保安検査場を出られます。
検査はコートを脱がなければいけなかったり、ベルトを外さなければいけなかったり、靴を脱がされたり、身体を触られたりとちょっと屈辱的でもあるので、昔は保安検査が嫌でした。けれども、このごろではこの保安検査があるからこそ安全に空の旅が出来るんだということを理解することができたので苦にもならなくなってきました。検査がスムーズに進むよう、事前に液体物はルールどおりに100cc以下にしてチャック付きの袋に入れておくとか、直前に金属類は一まとめにしておいたり、電子機器は出しやすくしておくとか、コートは脱いでおくなど、皆さん上手に工夫されているようです。
税関手続き
外国製の時計や服など高価なものを日本から持ち出される場合は「外国製品の持ち出し届け」が必要です。正しくは「携帯出国証明申請書」といいます。承認印を受けた用紙があれば帰国時に課税されることはありません。そうでないと輸入したものとして課税対象になってしまうのです。
免税品を国内で買って海外へ持ち出す場合には「輸出証明申請書」2通と免税品を提示して承認印を受けます。しくじると後で国内の購入先店舗から税金分の請求が来ます。
私は日本製のものしか身に着けていかないし国内の免税品は持ち出さないので、こういう問題はありません。
出国手続き
出国手続きはパスポートと搭乗券をお渡しすれば本人か確認の上、特に問題がなければ質問されることもほとんどなく、出国のゴム印をついてくれます。
最近一部の空港では自動化ゲートというものもあるそうです。利用者登録が必要なようです。
いよいよ海外ですね!
制限区域内の免税店でお買い物
大抵の場合、搭乗まで少し時間があるので免税店に入る人が多いです。ひやかしのお客様が多いのですが、真剣に目的の商品めがけてまっしぐらの人もいます。時々、あまりにも免税店でのお買い物に熱中しすぎて飛行機に乗ることを忘れて遅刻してしまう困ったお客様も見かけます。グランドスタッフさんと全速力で走っていたりするのを見かけたりします。
飛行機に搭乗
搭乗口へ移動します。ここで搭乗待ちをします。イスが大量にあることが多いので座って待つことが出来る場合も多いです。ファーストクラスはいつの間にか違う経路で搭乗が完了していたりします。ビジネスクラスや高級なエコノミーなど上位の席の案内がされます。小さいお子様連れやお体の不自由なかたが優先的に案内され、最後にエコノミー席の搭乗となります。搭乗するときには搭乗券がチェックされます。最近、航空会社によってはここでもう一度保安チェックが行われることがあります。搭乗して着席します。
ここでよくあるトラブルは「自分の席に他の人が座っている!」というものです。着席時は搭乗券と席番号をよく確認してから座りましょう。また、誰か座っているときは搭乗券を見せ合って話をするとスムーズです。昔、どちらもその席の番号だったりしたことがありました。オーバーブッキングです。コンピュータ化が進み、この頃ではそういう話はあまり聞きませんが・・・。事前に航空会社がオーバーブッキングに気づいた場合は席をグレードアップしてもらえることもあります。むしろそれはラッキーですね。
離陸
手荷物を適切な場所に置き、シートベルトを閉めたら準備完了です。やがて、さわやかにアナウンスが流れ、窓の外の景色も後ろに流れ、飛行機は加速を続けます。まもなく機首を少し上げると我らが飛行機は離陸していくのです。小さくなって行く地上の景色を眺めながら少しだけ感傷に浸ります。
「行って来ます!」
良い旅を!