外国の空港に到着 ① (海外旅行)

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飛行機の降り方

飛行機の降り方には空港の状況や航空会社の事情によって2パターンあります。特に難しいことはありません。空港係員さんが案内してくださるとおりに動けば良いだけです。

① 飛行機を空港のターミナルに横付け : 空港のターミナルから伸びる可動式の通路をボーディングブリッジ(boarding bridge・搭乗橋)といいます。それが飛行機に直接接続されるパターンです。大きな空港なら大抵の場合この方式です。飛行機から一歩出た瞬間からターミナルに入れるので歩行距離は最短です。また、雨や風、雪などの影響を受けないので快適です。平らに歩いて行けるので歩きやすいです。

伸縮するものなので手すりは付けることができません。また、機種に合わせて高さや長さを変えるため、傾斜や段差がある場合もありますからバリアフリー的ではありますが、足元には十分ご注意されたほうが安全です。

② 移動式タラップを飛行機に横付け : 自走する移動式タラップが飛行機に横付けされます。よく外国の賓客が飛行機を出たところから笑顔で手を振りながら降りてくることがありますが、あのような感じです。自分で歩いて降りて行きます。駐機した場所がターミナルから近ければ歩いてターミナルに入ります。もしも駐機した場所が空港のターミナルからはるか彼方の場所だった場合は空港内を走るバスに乗ってターミナルまで行きます。このバスは座席が少ない場合もあります。その場合はほとんどの乗客は立ったまま移動します。航空会社の事情や空港の事情で大きな空港でもこの方式になることがあります。タラップには屋根が付いているものもありますがそうでないものもあります。階段そのものなので下りるときには注意が必要です。タラップを降りて、一歩降り立った瞬間から外です。雨や風、雪などの影響を受けます。機内持ち込みの荷物にはこの場合に備えて先端が丸みを帯びた折り畳み傘を入れておくと便利です。(先端が尖っていると搭乗前の保安検査で放棄することになります。)

タラップ方式を嫌がる人は多いですが、私は結構ワクワク楽しむことができます。それはなぜかと言うと、

(a)その空港によって種類が異なるタラップを降りることができる。

(b)普通は入ることのできない滑走路を歩くことができる。

(c)乗ってきた飛行機を真近に見ることができる。

(d)その国の風や空気感、気温、天候を一早く感じることができる。

(e)ターミナルビル全体を眺めることができる。

ターミナルビルにて

そのままトランジットと呼ばれる乗り継ぎをするのか、その空港で入国するのかによってターミナル内での行き先が変わります。矢印や絵で示されていることが多いです。ツアーによってはこの段階で集合することもありますが、トランジットの場合はトランジット専用の待合エリアで集合したり、その空港で入国する場合は機内預け荷物を受け取るターンテーブルの付近で集合することもあります。

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トランジット

その空港で乗り継ぎをして他の国へ飛んで行くことがあります。その場合はトランジット(transit)の案内に従って歩いて行くとトランジットの待合室に行けることがあります。国際線から国際線への乗り継ぎですが、もう一度そこで保安検査が行われます。その後国際線に乗り継いで別の国に飛んで行ったりします。機体については、乗ってきた同じ機体を使う場合と別の機体を使う場合とがあります。

トランジットと機内預け荷物

トランジットでは機内預け荷物の取り扱いに注意が必要です!

スーツケースなどの機内預け荷物については、航空会社が次の飛行機にそのまま載せ変えてくれる場合と一度荷物を受け取る必要がある場合の2パターンがあります。ツアー会社の航空券の取りかたによって異なってきますので、日本出発前にツアー会社の方が説明してくれるはずですので聞き落とさないようにしましょう。判らないときは確認しておく必要があります。添乗員さんが同行ならまったく心配ありません。添乗員さんの指示通りに動けば大丈夫です。

トランジットと航空券

トランジットの場合、次の飛行機の航空券が必要です。これは日本でその分まで渡される場合と、添乗員さんがトランジットする空港で渡してくれる場合とトランジットする空港で発券を受ける必要がある場合とがあります。ツアーの場合は前述の荷物と同様にツアー会社の担当者さんのお話をしっかりと聞いておくことが大事です。添乗員さんが同行の場合はそういった点も安心です。

手荷物の受け取り

その空港で入国する場合などは手荷物を受け取ります。

私たち乗客は飛行機を降りてから機内預け荷物を受け取るターンテーブルの所に歩いて移動して行きます。

一方、手荷物は飛行機が到着するとすぐに大急ぎで飛行機の貨物スペースからコンテナとして取り出され、台車に載せられてターミナルビルに入り、人力でコンテナから取り出されてベルトコンベアーに載せられてターンテーブルまでやってきます。そんなわけですから、どう考えても人のほうが早くターンテーブルに到着してしまうのです。自分の荷物が出てくるまでには少し時間がかかる場合があるのもうなづけます。

注意事項

① 人のトランクを自分のトランクと間違えないこと、必ず名札を確認しましょう。

② 自分のトランクを人に間違って持っていかれないように気をつけて見ていましょう。

※ トランクを間違えられないように、スーツケースに印を付けるのもいいですね、スーツケースベルトやネームタグ、大きなシールを付けると見分けやすくなります。捨てても良いレベルのハンカチやスカーフを結び付けておくのも手です。

③ 受け取ったらスーツケースに破損がないか確認します。航空会社に修理費用を請求できる場合もあります。(スーツケースは空港で結構投げられています。そのことを踏まえてかなり頑丈な造りになっていますが・・・。)

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良い旅を!