梱包セットとテーピングテープ (海外旅行 持ち物)

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(あると便利な機内預けする荷物)

梱包セット

梱包セットは壊れやすいものを安全に持ち帰るための資材です。スーツケースに入れておきます。

梱包セットの例

① 包装紙 : 製品を保護します。

② プチプチ : 製品を衝撃から守ります。ウレタンの小さな薄いシートでも可です。

③ 布テープ : 包装紙やプチプチに貼ってばらけないようにします。

梱包セットの使い方

製品を包装紙でくるみます。プチプチで覆って布テープで留めます。

何を包むのか?

おみやげの内、割れやすいものを包みます。原則としておみやげに壊れやすいものは買わないのが鉄則ですが、どうしてもと言う場合には梱包して機内預けのスーツケースまたは機内持ち込み荷物に入れます。

自分用の記念品の内、割れやすいものを包みます。原則は解っているのですが、どうしても持って帰りたい大事なものと出会ってしまうこともあります。その場合は購入して、やはり梱包して機内持ち込み荷物に入れます。

梱包したものをさらに守りたい!

梱包したものをスーツケースに入れるときには、そのまま入れても良いのですが、セーターやズボン、Tシャツなど、大き目の衣類なら何でも良いのですが、製品を梱包したものをさらにそれらの衣類で包んでからスーツケースに入れると更に安心です。

このように包むことは大げさに思われるかもしれませんが、製品を無事に日本まで持ち帰ってくるためには必要なことだと私は考えています。それは次のような体験をしたことによります。昔、海外のローカル空港で旅客のスーツケースが飛行機から空港の車両の荷台にポンポン投げ落とされているのを見たことがあるのです。当然私のスーツケースもその中にあり、宙を飛ぶ私のスーツケースを見ることができました(笑) そんな激しい扱いを受けるのがスーツケースなのです。当然中身も激しく衝撃を受ける可能性があります。そのため梱包は必要なのです。

手荷物検査のあとで

何らかの手荷物検査などで梱包したものを解かれてしまうことがあります。昔は緩かったのですが、現代では保安のために検査が厳しくなっている傾向です。もしもそのような場合には、検査の後でまた自分でささっと梱包する必要があります。そのときのために包装紙やプチプチ、布テープなどは予備を残しておくと安心です。

どうして布テープなのか?

どうしてクラフト粘着テープではなく布テープなのか?これには理由があります。機内預けにしても機内持ち込みにしても尖ったものやはさみ、刃物の持込が制限されている場合があるのでクラフト粘着テープだときれいにきれいに切ることができないのです。その点、布テープだと手でまっすぐに切ることができて便利なのです。

ダクトテープ?

布テープはクラフト粘着テープよりも強度が強いこともあり、梱包以外にも何らかの補強に役立つことがあります。そのことまで考えたらガムテープではなくダクトテープを使うのも手です。というのは強度はガムテープよりもダクトテープのほうが強いからです。私がよく使っているダクトテープは手で切ることができますが、製品によっては力の必要なものもあるかもしれません。渡航前にダクトテープを手で切る練習はしておいたほうが良いですね。

 

***英語コーナー***

クラフト粘着テープ : Kraft tape  (クラフトテイプ) ・ Craft paper-backed tape (クラフトペイプァーバックドテイプ)

布テープ : Gaffer tape (ガファーテイプ) ・ Gaff tape(ガフテイプ) ・  Gaffa tape (ガファテイプ)

ダクトテープ : Duct tape (ダクトテイプ)

※ 他の表現もいろいろあるようです・・・。

※ ( )内は自己流の英語発音表記です

※  「r(アール)}は舌を顎の後ろ上に付けて口をすぼめます。

※ 「f(エフ)」はフの発音をするときに上の歯を下唇に付けます。

 

テーピングテープ

テーピングテープも梱包に役立ちますが基本的には医療目的で使うほうが自然です。

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テーピングテープはスポーツ系医療用に用いられているテープです。関節を痛めたときに関節の動く範囲(可動域)を制限することが大きな目的です。その他に筋肉の働きを助けることもできます。

テーピングテープの種類

大きく分けて2種類あります。伸縮するかしないかです。つまり引っ張ってみて伸びないタイプか引っ張ったら伸びるタイプかです。

キネシオテープと呼ばれる特殊なテープもありますが、この場合は伸縮するテープに分類されます。

伸縮しないタイプのテーピングテープ

捻挫や筋肉痛などで関節が辛いときに関節の可動域を制限する目的で使用することが多いです。このテープを上手に貼ると関節を必要以上に動かすことがないので関節への負担を軽くすることができます。また、筋肉も必要以上に伸ばしたり縮めたりすることが制限されるので筋肉への負担も減らすことができます。伸縮しないタイプのテープは上手な人なら手で切ることができます。普通はハサミが必要です。

伸縮するタイプのテーピングテープ

固定する関節に若干の可動性を持たせたい場合に使います。歩くことが多いと想定される場合は少し緩めにテーピングしたいものです。その場合には伸縮するタイプのテーピングテープが向いているのです。伸縮するタイプのテープは手では切ることができないのでハサミが必要です。

筋肉を助けるテーピングとは

筋肉を助けるテーピングとしてはキネシオテープという伸縮するテーピングテープを使います。筋肉に対して引っ張ったりしないで置くように貼ります。上手に貼れると普通の状態では平らにただ貼り付いているだけですが、筋肉が縮むとヒダ状に波打ち、筋肉が伸びると筋肉の伸びをやや抑制して伸びきるのを抑えながらピンと貼って筋肉を押さえる感じになります。これを繰り返すとリンパ管や血管を刺激してポンプのように作用すると言われています。そうするとリンパ液や血液の流れが良くなり、疲労を取り、良い状態を保てるとされています。

アンカーテープとは

テーピングテープを貼った後で、貼ったテーピングテープが剥がれるのを防ぐために同じタイプのテーピングテープを使うことがあります。これをアンカーテープと言います。アンカーは船の錨(いかり)のことです。

テーピングの色について

現在、テーピングテープはとてもカラフルで様々な色彩の製品があります。テーピングの世界では東洋医学的な色の効果や心理学的な色の効果を考えてテーピングの色に意味を持たせている人もいます。個人的にそういう考え方は好きです。しかしながら色の人体に与える影響は心理学的なもの以外は科学的にはまだ証明されていないようです。なので今のところはどの色のテーピングテープにするのかは自由です。お好きなもので良いと思います。

私の場合は肌に貼っても目立たないベージュを選ぶことが多いです。理由は旅先ではなるべく目立ちたくないからです。

テーピングテープの禁止事項

テーピングテープで足首などをぐるぐる巻きにしてはいけません。血液の流れが止まってそこから先が壊死してしまうこともあるからです。テーピングを実際に行うにはできる人に教わるか本やネット検索で正しい方法を学ぶ必要があります。

テーピングテープの意外な使い方

テーピングテープはお体に使う以外にも使うことができます。人体に使うものなので粘着力は弱いのですが、ダクトテープや布テープが無いときにはその代わりとしてテーピングテープで応急補修をすることもできます。

旅行先では持っている物と経験、知識、技術が役立ちます。特に持てる物の量には制限がありますから経験と知識、技術が重要になります。経験と知識、技術は頭にたくさん入っていてもかさばらないからです。

 

***英語***

テーピングテープ : Taping tape (テイピングテイプ)

アンカー (錨)  : Anchor ({アとエの中間音} + ンカー)

イントネーションは日本語のアンカーと同じ

※( )内は自己流の発音です。

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良い旅を!