炭酸水・路面電車の思い出 (旅行に関する読み物)

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炭酸水と夏の恋

炭酸水と聞くとロマンチックな夏の恋をイメージしてしまいます。あの快適なひんやりとした心地よさと甘さ、シュワーッとさわやかな炭酸、それらが若くさわやかで純粋な恋を連想し、ロマンをかきたてられるのかもしれませんね。一方、自分自身の炭酸水にまつわるお話は残念ですがあまりロマンチックではありません。あしからず。

私の炭酸水の思い出

その一 : 子どもだった頃に、家族でとある乳製品の会社直営のレストランで食事をしたときのことです。それはそれはとても暑い夏の日だったので、父以外は全員が炭酸水を飲みたかったのです。ところが、父は強制的に「全員アイスクリーム入りのパフェ!」と決めて注文してしまったのです。私達は不満一杯でそれを食べたのですが、なぜか今でもその味をよく覚えているのです。そのアイスクリームは、とても芳醇でコクのある、程よい甘さのある上品なものだったのです。今にして思えば、せっかく、おいしい乳製品を扱う会社のレストランに来ているのですから、父としては乳製品であるアイスクリームを食べさせたかったのかもしれません。また、炭酸水よりも価格の高いパフェを食べさせたかった親心なのかもしれません。昭和時代の強引な父の優しい思いが私の中に残っています。少しだけほろ苦く、けれども甘い思い出です。その乳業会社は現在も健在です。ただ、私たちが入った直営のレストランは閉店してしまったので、もうあの同じ場所でパフェを味わうことはできません。あの時食べておいて本当に良かったのだと思います。それ以来炭酸水を飲みたいと思うときにはなぜかクリームの入った炭酸水を注文してしまうような体質になってしまいましたが・・・(笑)

その二 : 青春時代、私が頼んだ炭酸水(クリームの入った炭酸水)の向こうに座っている人は恋人ではなく友人でした。ロマンチックとは程遠い青春時代でした。

その三 : 社会人になってから、お洒落な洋食屋さんで恋人と二人でクリームの入った炭酸水を飲んだ時、私は少し炭酸水を飲んでからにすれば良いのにいきなりアイスクリームを食べようとしてしまいました。そうしたら、目一杯入っていた炭酸水がテーブルに広くこぼれてしまったことがあり、これにはかなり困りました。恋人は一緒にテーブルを拭いてくれました。突発的な出来事へのリアクションでその人の優しさが良く判りました。

炭酸水、みなさんはどんな思い出がありますか?

余談ですが、お寿司に付いているわさびが多くてツーンと鼻に響いて辛いときには炭酸水を飲むと、たちどころに楽になると聞いたことがあります。

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昔に乗った路面電車

昔、東京で路面電車に乗ったことがあります。現在では、もう車体は変わっているかもしれませんが、路線は今でもたぶん当時と同じだと思います。きっとあの頃と同じような雰囲気で走っていることでしょう。

普通の電車の車窓風景と比べると、家々の後ろ側を見ながら走っているような不思議な感覚がありました。洗濯物や布団が干してあるのが見えたり、井戸端会議をされている様子が見えたりと生活感のある景色が続きました。家々の軒下を走っているようで、東京という世界随一の大都会の中で、正反対の人間的な部分を見たような気がしてほっとしました。大都会の中のローカル線といった趣なのです。とても貴重な路線だと思います。

すごい人が乗っている!

乗客の客層はお年寄り、主婦、サラリーマン、学生さん、親子連れなど様々でした。その中で一番印象的だったのは、音楽関係と思われる学生さんでした。クラシック音楽の楽譜を持って乗ってこられて、私の隣に座られました。見てはいけないと思うのですがどうしても目に入ってしまいました。その大きな楽譜には鉛筆で様々なことを細々と書き込んでありました。そしてその学生さんは頭で軽くリズムを刻みながら本を読むようにときどきページをめくりながら楽譜を読んでいるのでした。ここからは私の想像ですが、おそらくは頭の中でメロディが楽譜のとおりに鳴っているのではないかなと思われました。私は楽譜がまったく読めないので 「すごいなあ!」 と思ったものです。

東京の路面電車は模型になっている

東京の路面電車は模型化されています。ということは「東京の路面電車をこよなく愛している人達がいる!」ということなのだと思います。それも相当数だと思われます。

インターネットで検索してみたところ東京の路面電車の模型は数種類制作されて販売されているようです。

 

東京の路面電車の日

東京の路面電車を管理している団体では10月1日を東京の路面電車の記念日と定めているそうです。東京の路面電車の最後に残った2路線を統合して昭和49年10月1日に東京の路面電車を再生させたことにちなんでいるようです。さまざまな楽しいイベントがあるようです!

また乗ってみたい!

東京の路面電車は一両編成でとてもかわいかったのです。機会があればぜひまた乗ってみたい電車です!もしかしたら外国からのお客様にも好まれる電車かもしれません。

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良い旅を!