はじめに
パーティーには様々な意味があります。例えば登山の一つのチームをパーティーと言います。またダンス音楽系の音楽イベントのこともパーティーと言ったりします。RPGゲームの世界内でのチームもパーティーです。コンピュータの世界でも第三者団体のことをサードパーティーなどと言ったりします。要するにパーティーと言ったら「人の集まり」であると考えれば間違いないのではないかと思います。
このページで記載するパーティー用語は飲食と会話を楽しむ日本の普通のパーティーに関するものです。
パーティに関する用語
アクセントカラー
パーティー会場設営時に、同系色でバランスよくまとまった配色が出来ているとします。それでも、更にはっきりとした雰囲気を出したい目的で使う色のことです。ファッションで言うと「差し色」のような感覚です。コツは少しだけ加えることです。全体が引き締まります。企業やチーム、個人などでテーマカラーがあればそれを入れるのもいいですね。もしテーマカラーがすでに配色されている場合は目立つ色を使っても良いかもしれません。アクセントカラーを入れる場合は例えばテーブルのセンターロールなどに使うと効果的かもしれません。一例として青がテーマカラーの場合、全体に青っぽい配色がすでにできていれば黄色のアクセントカラーを入れると躍動的でスポーティーな印象になります。
ウエルカムボード
会場の入り口に飾るボードです。結婚式に多く用いられます。主催者側が用意するものです。結婚式の日付や新郎新婦の名前などを書きます。事前に撮った写真等も入りますので個性が出ます。来場者の気分を盛り上げてくれます。様々なスタイルがあります。手作りのものもあります。
オードブル
フルコースで最初に出される料理のことです。スープの前に出されます。最初の前菜のことです。食欲を増進させるために出され、塩味や酸味の強い傾向があります。立食でも着席でもどちらでも出されることが多いです。生野菜の盛り合わせやチーズ、果物はオードブルとは言わないようです。調理された小さな料理を指すことが多いです。冷製のものと温製のものがあります。軽食類を盛り合わせたものが多く、カナッペや軽く調理した肉類の盛り合わせ、場合によっては小さなサンドイッチなどもあります。
上座
「かみざ」とも「じょうざ」とも言います。お客様の上位の人が座る場所です。席が決まっているようなパーティーでは意識しておかないと失礼になります。どこが上座かは会場によって違いますので会場のスタッフさんに事前に教えてもらっておくと安心です。原則としては入り口から遠い場所、ステージから近い場所、パーティーの主役となる人物が存在する場合はその人に近い場所などが上座になると考えられます。
乾杯
会食が始まる前に行われることが多いです。主催者はどなたにお願いするのかはプランニング当初から決めておく方が望ましいです、お願いする場合は事前にお知らせしておくほうが良いです。乾杯は発声する人が軽くスピーチをすることが多いのですが主催者や参加者に対するねぎらいの言葉が必要です。未来に向けての明るい言葉を選ぶと良い雰囲気になります。また、そのパーティーの雰囲気を左右する大切なものなのでソツなく失礼もなくにこやかに楽し気に行うのが良いでしょう。ただし、時間は1分30秒が限度とされています。参加者は皆姿勢よく起立して飲み物のグラスを持っている状態なのでそれ以上になると苦痛になってしまうようです。
記念写真
参加人数がそれほど多くなければ全員で記念写真を撮るのもいいですね。会場のスタッフさんに撮影をお願いできれば全員写ることができます。費用に余裕があればプロのカメラマンをお願いするのも良い方法です。スナップ写真も美しく撮ってもらえます。もしも、主催者側にスタッフ数の余裕があればでカメラ係を決めておくこともできます。写真に関して以前経験した失敗例をお話します。それは、各テーブルに使い捨てカメラを置いてお互いに撮りあってもらい後で回収するという演出でした。どういうわけか趣旨がうまく皆に伝わっていなくて、あまり枚数が取れていなかったり、そのカメラを持ち帰ってしまう人がいたりしてうまく行っていませんでした。
グラデーション
色の濃淡の変化を段階的につけたもののことです。たとえば、「とても濃い赤」から「濃い赤」さらに「赤」そして「薄い赤」最後に「とても薄い赤」のような変化です。場合によっては境をぼかして連続的に変化しているものもあります。また、虹のように多色の場合もグラデーションという場合があります。パーティー会場の設営時には使用されることもある配色の手法の一つです。
車代
目上のお客様や遠方から来た人のためにお渡しする交通費のことです。現金でお渡しするのはさすがに失礼なので「お車代」などと書いた儀礼用の袋に入れてお渡しするのが良いでしょう。場合によっては宿泊を手配して費用は主催者が持つというケースもあります。
クローク
パ-ティー会場付近に設置されている場合は参加者が着てきたコートや大きなバッグなどの荷物を預かってもらうことができて便利です。以前スケートボードを預けている人を見かけましたがクロークのスタッフさんは笑顔で受け取っていました。クロークに荷物をお願いすると、預けた荷物と引き換えるための札を渡されますのでなくさないようにしましょう。