お花見 満開の予測

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お花見の満開を予測する!

「満開」になったか知りたい!

「満開!」になったかどうかを知りたいだけなら、「満開!」の報が新聞・テレビ・ラジオ・お花見会場の主催者ウェブサイト・地元の桜好きの人のウェブサイト、などで発表されますから気を付けていればわかります。気を付けてSNSを見ていても判ると思います。

「開花」した直後に「満開の日」を知りたい!

問題は予定を早めに立てる必要がある場合です。その場合には予測しなければなりません。

以下にご紹介させていただく方法は私が個人的に使っている方法ですが学術的にコンセンサスが取れているものかどうかは判りません。ご参考までにご覧ください。

開花データのある有名なお花見会場の場合の満開日計算方法

これは有名なお花見会場の予測しかできない方法ですが、「開花」した直後にそのお花見会場の「満開日」を予測するとっておきの方法です。

今回お花見をしようと考えているお花見会場の過去10年位のデータから「開花日」と「満開日」を得ます。

1年ごとに「開花」から「満開」までの日数を出します。

その日数を10年間分書き出して、その最小値、最大値、平均値を出します。

今回予定しているお花見会場の「開花」した日をつかみます。

先ほどの「開花」から「満開」までの日数の過去10年の最小値、最大値、平均値を今回の「開花日」に足すと「満開」のおよその予測が出来上がります。

考え方としては今回の「開花日」に最小値を足した日から、今回の「開花日」に最大値を足した日の間に「満開」が来る可能性があります。そしてその中でも、今回の「開花日」に平均値を足した日に「満開」が来る可能性が一番高い。ということになります。

ただし、地域によって、また品種によって、その年の天候によって実際の満開日は随分違ってきます。計算された結果につきましては参考値としていただき自己責任でお願いします。

また、「開花日」も「満開日」もその年によってばらばらです。けれども同一個体内の「開花日」から「満開日」までの日数の変動は比較的少ないものです。そこに可能性があります。

計算例

これからお話しするのは上記の予測方法の具体的な例です。まったく架空のデータで行うものなので実際の桜の予測ではなく、あくまでも計算の仕方の解説です。

まずは10年間の「開花日」と「満開日」のデータを取得します。

「開花日」を青い文字で、「満開日」を赤い文字で書きます。
年     月  開花日 満開日
2008年 4月  8日 13日
2009年 4月  5日 12日
2010年 4月  7日 13日
2011年 4月  4日  9日
2012年 4月 11日 16日
2013年 4月  3日  9日
2014年 4月  8日 12日
2015年 4月  2日  7日
2016年 4月  1日  7日
2017年 4月  3日  9日

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例えばこのようなデータだったとします。

この表より、「開花日」から「満開日」までの日数を割り出します。

年    「開花日」から「満開日」までの日数。
2008年 5日間
2009年 7日間 (最大値)
2010年 6日間
2011年 5日間
2012年 5日間
2013年 6日間
2014年 4日間 (最小値)
2015年 5日間
2016年 6日間
2017年 6日間

次に「開花日」から「満開日」までの日数の最小値を出します。これは「4日間」になります。

次に「開花日」から「満開日」までの日数の最大値を出します。これは「7日間」になります。

次に「開花日」から「満開日」までの日数の平均値を出します。

5+7+6+5+5+6+4+5+6+6=55

55÷10=5.5

これで「5.5日」となります。

今回の開花日がもしも4月1日だとしたら「1日」に5.5を足して「6.5日」となります。

そこで例年の平均値に基づく「満開」の予想は4月の「6.5日」ということになります。「6.5日」では中途半端なので6日から7日としておきましょう。

「1日」に最小値の「4日間」を足して今年の「満開」予測の最小値を「5日」とします。

「1日」に最大値の「7日間」を足して今年の「満開」予測の最大値を「8日」とします。

これらの数値から結論として次のように予測します。

「満開」は4月の5日から8日の間に来る可能性があり、特に6日から7日の間の可能性が特に高い。

計算の方法は以上です。この桜のデータは私が頭の中で作ったものなので、実際にこのように咲く桜があるわけではありません。あしからず。けれども計算の方法はご参考になったでしょうか?

開花データのないお花見会場の場合の満開日計算方法

開花データのない会場の場合は今年は予測をすることができません。

来年に向けて今年の開花を自分で観察して「開花日」を設定しましょう。同様に「満開日」も自分で確認します。計算方法は先ほどと同じ。来年からは予測ができます。
 

「開花」よりも2週間~1か月前に「満開の日」を知りたい!

これは私もかなり試みたのですが素人にはかなり難しいです。

テクニックとしては自分が観たい桜のお花見場所よりも早く咲くお花見場所の情報を見ていることです。今回、その早く咲くお花見場所の満開の日からご自分が観たい桜の満開までの間の日数を覚えておきましょう。そうすれば来年からは2週間から1ヶケ月位前から観たい桜のおおよその満開時期を予測することができるようになります。ただし、最近の気候は局地的に激しく変化するのでこの方法は誤差も多いですからそのあたりに注意が必要です。

「開花」よりも2~3ヶ月前に「満開の日」を知りたい!

素人にはかなりハードルが高いと思います。私にはできません。

やはりここはプロの天気予報会社の出す全国の開花予想を参照するのがベストだと思います。ウェブサイトの他、テレビやラジオ、新聞などでもその予想が発表されることがあります。

桜やお花見について情報のアンテナを張り巡らしておくことは大切だと思います。

よいお花見を!

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