帽子・防寒具(あると便利な身に付けていくもの)
帽子は役立ちます!
帽子は直射日光の熱さから頭を守ってくれます。また、寒さからも頭を守ってくれます。また、頭を何かにぶつけてしまったときにも被害を最小限にしてくれます。
今回は 「あると便利な身に着けていくもの」 に分類してしまいましたが、帽子は基本的でたいへん重要なアイテムです。登山やキャンプ、海水浴などでは必須ですが、旅行にも持って行くべきだと思います。
もしも帽子がなかったら、熱い陽射しですぐに熱中症になってしまいます。また、寒い地方や風の強い地方では凍傷を起こしてしまうこともあります。繰り返しになりますが帽子は必携ですね!
帽子の意外な使い方
いざというときに細かいものを入れて運ぶことができます。帽子のくぼみにビニール袋を入れて水を運ぶこともできます。同じ方法でエチケット袋として気分が悪いときに使うこともできます。遠くにいるツアーメンバーに気づいて欲しいときには帽子を手に持って振ると目立ちます。陽射しで暑すぎるときは帽子そのものを水で濡らして軽く絞ってからかぶると涼しくいられます。旅行が冬季で毛糸の帽子を持参した場合で、その後で、もうかぶらないことが判っているときには、帰りに、壊れそうなものをその毛糸の帽子で包んで持ち帰ることもできます。
帽子の種類
キャップ : 野球帽のような帽子です。スポーティ-で活動的な場面に合います。風が強いときにも向いています。首の後ろから太陽に照らされた場合は帽子のつばを後ろに回して首を守ると良いです。このかぶり方はカメラで写真を撮るときやお面を着けるときにも便利です。サイズの調節ができるものが多いです。
ハット : 周囲に日よけのつばが付いたつば広の帽子のことです。日除けには最高ですが、風には弱いです。吹き飛ばされないように留め具で服の襟とつばを繋いでおくと万一のときに安心です。
ニット帽 : 毛糸で編んだ帽子です。冬向きです。できれば耳まで隠れるタイプのほうが暖かくて快適です。ニットなので保温効果は抜群です。風には強いです。
目出し帽 : 毛糸で編んだ帽子です。目だけを出す感じで、顔の皮膚は守られます。相当厳寒の場合に向いています。かぶった姿はほとんど写真に撮られたくない感じでほぼ冗談のようです。けれどもかなり暖かいそうで、寒い地域の寒い時期の登山旅行などでは威力を発揮しそうです。普通は怪しく見られそうな気がするので使用しないほうが良いかと思います。
その他
帽子のエピソードを一つ : スイスで崖の縁ぎりぎりに飛ばされたご自分の帽子を柵を乗り越えて取りに行こうとしていた日本人のご婦人がいらしたのですけれども、ツアーの仲間に止められたそうです。そのご婦人は帽子を取らせてくれなかったことを終始怒っていたそうですが、強風の中だったのでもしも行っていたら転落していた可能性もあったそうです。上からでは判りにくかったのですが、実際にはかなり高い崖だったそうです。
万一、現地で帽子を失くしたような場合はあきらめて現地で新しい帽子を買えば良いと思います。ないしは予備の帽子を持って行くのも手です。服装に合わせて帽子を変えるのもおしゃれです。なので複数持っていくのもありです。帽子は消耗品と考えましょう。高価で思い入れのあるものは避けて、おしゃれだけれど安価な帽子のほうが旅には適しています。
寒い国に行くなら暖かい服装で!
寒い国へ旅行するのなら防寒具が必要です。防寒具というとコートやジャンパーなど上着のことをイメージしますが、実際には身に着けるものすべてに防寒の機能を持たせることが大切です。
例えばズボン下やタイツ、長袖シャツ、セーター、フリース、手袋、帽子、厚手の靴下、靴、マフラー などです。
ハイテク素材がおすすめ!
ズボン下やタイツ、長袖シャツなどは化繊の新素材でとても暖かいものが各社から発売されています。湿気で発熱する素材や体温を受けると遠赤外線を発する素材など機能性の高いものが多いです。
コートやジャンパーなどは、ダウンなどの羽毛がとても温かいです。
ウールもおすすめ!
伝統的な衣類ですが、ウール製品の暖かさも素晴らしいです。天然素材でお体にも安全です。最近ではウールをとても柔らかく加工する技術も発達しているので下着などの素材にもおすすめなのだそうです。上手に取り入れられるといいですね。
小技も有効!
携帯懐炉も快適です。ポケットに入れるタイプの他に、服に貼り付けるタイプや靴の中に入れるタイプもあります。酸素に化学反応するようです。火を使わないので安心です。低温火傷だけには注意が必要です。
もし雨具の合羽をお持ちの場合はそれも役立ちます。風が強いときや寒い時に合羽の上着を着れば寒さをしのぐことができるかもしれません。もともと雨風をしのぐためのものですから寒さ対策には良いのですね。登山用のものが快適です。合羽の素材にはゴアテックスのような蒸れない素材も良いですね。素材の進歩には目を見張るものがあります。より良い素材の製品も発売されているかもしれません。
ただし、通常のツアーでは合羽はあまり必要ではないかもしれません。あれば便利だけれど使わないかもしれないし荷物になるだけかもしれないのです。使い捨てのビニールポンチョでも十分な場合があるかもしれません。
防寒具に毛皮はNG!
毛皮のコートや襟巻きはとても暖かいのだそうですが、欧州や米国などを中心に、国によっては野生動物保護の観点から毛皮の着用を良しとしない風潮があるそうです。無用なトラブルを避けるためにも毛皮は着用しないほうが安全です。私見ですが日本国内でも毛皮を着用する人は随分減ってきているような気がします。
寒さ対策には「クビ」が重要!
寒さを防ぐときには、お体の「クビ」に関連するところが大事です。例えば、首、手首、足首のことです。「首」と呼ばれる場所は細く、血管が体表に近いところにあるので、その部分が冷えるとお体全体も冷えやすくなると言われています。従って、その場所を冷やさないようにすることが大事です。それぞれ、首はマフラーやスカーフ、手首は手袋やリストバンド、今風の手甲、足首はレッグウォーマーでそれぞれ冷えを予防しましょう。
腰も「くびれ」と言う表現がありますので、「クビ」の仲間と考えましょう。首や手首、足首と同様冷やさないように気を付けましょう。腰は腹巻で冷えを予防しましょう!
良い旅を!