高遠城址公園への行き方
混雑の具合は別にして高遠城址公園への行き方をお話しさせていただきます。
1. 自家用車・オートバイの場合
自家用車の場合は中央自動車道を使うのが便利です。通常であれば降りるインターチェンジは上り下りとも伊那インターチェンジとなります。国道361号線を行き、高遠公園下信号を右折、一瞬だけ国道152号線を行き初めに曲がれるところを左折、あとは道なりで高遠城址公園に到着です。公園周辺の駐車場に駐車すればお花見になります。
※ これは普段なら地元の人も普通に使う最短ルートですが、このルートは最盛期には大渋滞することがあります。国道361号線と152号線の交点を起点に4~5キロメートル渋滞することもあります。高遠へ向かって笠原入口信号を過ぎたら基本的に一本道なので逃げ道がありません。違うルートを選ぶか時間のコントロールをすると渋滞を避けることができます。
最盛期の満開日付近や土日なら、伊那インターチェンジの出口付近が渋滞することもあります。そのため最近では一つ手前のインターチェンジで降りてしまうというのも推奨されていますし流行ってもいます。
名古屋方面からなら駒ヶ根インターチェンジで降りることもできます。次のように信号を辿って高遠城址公園へ向かいます。北原、北町、古田切、北ノ原、国道153号線、高遠へ。
東京方面からなら諏訪インターチェンジで降りて国道152号線という方法もあります。次のように信号を辿って高遠城址公園へ向かいます。諏訪IC、沖田3、下新井、新井、宮川新井、高部東、安国寺西、国道152号線、高遠へ。
東京方面からなら伊北インターチェンジで降りることもできます。次のように信号を辿って高遠城址公園へ向かいます。伊北インター、沢上、松島、木下南新町、高遠へ。
※ 満開の最盛期はそれでもそれぞれのインターチェンジ出口が混雑することもあります。
地図:伊那市・伊那警察署・高遠地区交通安全協会 作成『高遠城址公園さくら祭り交通規制図・駐車場案内』裏面より転載
※ オートバイの場合は公園の近くの駐車場には駐車できません。少し注意が必要です。オートバイについてはまた別の機会にお話しさせていただきます。すり抜けできるタイプのオートバイなら渋滞の影響は少ないでしょう。
2. 観光バス
すべておまかせなのでとても楽です。駐車場を探す必要もありません。ただし最盛期にはバスも渋滞に巻き込まれるのは普通のことです。覚悟して参りましょう。
3. 鉄道 + バスかタクシ-
JR中央線岡谷から飯田線、あるいはJR東海道線豊橋からJR飯田線ということになります。どちらも降りる駅は伊那市です。
東京からの場合特急 あずさまたはスーパーあずさで岡谷まで158分、JR飯田線で岡谷‐伊那市間が各駅停車で44分ほどかかります。
名古屋からの場合、名古屋‐豊橋間が53分、特急 ワイドビュー伊那路で豊橋-飯田間が152分かかります。飯田‐伊那間が114分です。
名古屋からの場合、中央西線で名古屋から塩尻まで特急 ワイドビューしなので113分で行き中央線で塩尻-岡谷を11分、岡谷‐伊那市を44分という方法もあります。
伊那市からはJRバスで高遠駅まで30分、片道500円以上です。このバスは国道361号線を既定の経路で通るので渋滞に巻き込まれることもあります。JRバス高遠駅から高遠城址公園までは徒歩20分かタクシーで5分です。ただし、タクシーも渋滞に巻き込まれることはよくあります。徒歩は高遠公園下信号から高遠城址公園まで坂道をずっと登ることになります。
伊那市からタクシーに乗ることもできます。伊那高遠間は普通の時でも3,000円近い料金です。渋滞中も金額は加算されるかもしれません。
4. 自転車
ごくわずかですが自転車でお越しの方があります。国道152号線の杖突峠は難所です。交通渋滞はすり抜けられるので問題ありません。交通規制も押して歩けば歩行者なので問題ありません。
高遠の場合自転車の駐輪場は整備されていません。
高遠城址公園まではひたすら登りが続きます。自転車部所属だとか、自転車でのツーリングが趣味という皆さま以外の方には現実的ではない方法です。
5. 一日タクシーを借り切る
お住いの場所で丸々一日タクシーを借り切って高遠へ遊びにお越しのお客様も毎年お見掛けします。贅沢ですが素敵な方法ですね。バスと同じで何の心配もいりません。しかも、どこを観るかとかどのくらいの時間滞在するかなどの自由度は高いです。ただし、タクシーも渋滞は避けられないことがあります。
6. その他
伊那市の長谷地区にヘリコプターの場外離着陸場を設置すればお持ちのヘリコプターで飛来し、車でさくらホテル付近まで行き、あとは歩けば東京から1時間半程度で公園に到着できそうなものですが、実際にそのような話は聞いたことがありません。場外離着陸場を設置するのも手間がかかりなかなか大変だということもあるのかもしれませんが、たぶんそんなに無理をしなくても時間の工夫やプランの工夫をすれば、満開であっても普通にお花見ができるからだと思います。
セレブとかエリートとかに関係なく、誰にでも平等なのがお花見なのかもしれません。花の下ではみんな同じ観桜客です。公園の中ではセレブも私たちも観る桜は同じです。高遠城址公園のお花見には特等席もありません。そのようなところもお花見の魅力なのかもしれません。
よいお花見を!