お花見・桜について 概論 

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お花見と桜

日本では、平安時代のある時点から「花」といえば「桜」を指すようになりました。初めの内は貴族の楽しみだったようですが、やがて庶民の間にもお花見の風習が広がりました。現代では、お花見は私たちにとって欠かせない、春の訪れを感じるとても楽しみな年中行事の一つとなっています。

桜の種類

桜にもいろいろな種類があります。日本にはおよそ600種類あるそうです。これは固有種や交配種を含めた数字です。ソメイヨシノ・ヤエザクラ、シナミザクラ、エドヒガンザクラ・シダレザクラ、ヒカンザクラ、チョウジザクラ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ヤマザクラなどに分類されています。

日本の桜の80%はソメイヨシノであると言われています。

桜前線について

日本では桜の開花が北上していく様を桜前線と呼び、お花見準備の目安にしています。ソメイヨシノを指標にしています。九州から北海道まで桜前線は北上していくものです。気温の上昇と開花との間に規則的な関係があるからのようです。ここで例外があります。九州よりも南関東の方が早く咲くこともあります。また、沖縄だけは桜前線が南下して行く傾向があるようです。これは気候に原因があります。

桜の名所

上野公園、吉野山、弘前城、高遠城、河津、などが思い浮かびますが、他にも弘法山古墳、鵜山の桜並木、東山夢の郷公園、日中線記念自転車歩行者道、醍醐寺、三春滝桜、熊谷桜堤、目黒川、白石川堤一目千本桜、桜新町、森林公園(埼玉)なども人気です。さくら名所100選というものもあり、日本全国に多数の名所が存在します。

個人的には、名所の桜も好きですが、近所に植えられている桜の根本でお花見をするのも楽しいです。桜はどれもすばらしいものです。それぞれに良さがあります。たくさんの本数で圧倒されるのも楽しいのですが、一本だけで頑張っている姿もぐっときます。一塊になっているのも圧巻ですが川沿いに連なっているのも風情があります。桜っていいですね!

お花見の楽しみ

食べる!

「花より団子」と言いますからやはりおいしいものを食べたり飲んだりするのが良いのですね。桜の花の下だと盛り上がります。許されるようなら桜を見ながらのバーベキューやすき焼きなども素敵です。写真を撮るのも楽しいです。

写真を撮る!

桜をカメラで撮影するのも楽しいです。桜を背景に好きな人を撮るのもいいですね。桜を背景にペットと一緒に撮ってもらっている人もいました。以前、桜を背景に愛車を撮っている人を見かけたことがあります。パートナーさんは手持無沙汰で微妙な雰囲気でしたが・・・。

ゲーム

カードゲームやゲーム盤に興じている人もよく見ますが楽しそうです。

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音楽を聴く

桜がタイトルに付く、あるいは桜が歌詞に入る、ないしは桜の雰囲気を持っている曲というのは非常に多くあります。桜を見ながらお気に入りの音楽を聴くのもいいものですね。

その他

昼寝も気持ちがいいです。(それだと桜を見ていませんね・・・。)

要するに桜の木の下で好きなことをして過ごすのが良いのですね。

お花見の問題

人気の場所は多くの人が車で押し寄せますから渋滞問題があります。お花見場所で出るゴミ問題も深刻です。カラオケや演奏は一歩間違えると騒音になってしまうので音量に注意が必要です。

お花見の持ち物

レジャーシート・お弁当・飲み物・ゴミ袋などがあると便利です。天候が悪ければ傘・雨合羽・場合によっては長靴、夜桜の場合は防寒着、使い捨て携帯懐炉、などがあると安心です。

お花見の注意

その場所のルールに従うこと。ペット、火気の使用、ドローンの使用、場所取りなどは決まりがあることもありますから注意が必要です。

お花見の種類

通り抜け

混雑する場所では多くの人が歩いて通り抜けながら楽しむというスタイルがあります。造幣局の通り抜けが有名です。

シートを敷いて

従来のスタイルです。やはり桜の下でシートを広げてお弁当を食べるというのは古来からの楽しみ方ですね。
 

お花見の時間による分類

朝の桜

朝の太陽に輝いてフレッシュで清潔感のある桜を見ることができます。早起きが得意ならお勧めの見方の一つです。

昼の桜

青空の下の昼間の桜なら写真撮影には最高です。お花見をしていても楽しいものです。

夜の桜(夜桜)

大人っぽい感じで雰囲気のある桜を楽しむことができます。ライトアップされていると美しく見ることができます。

お花見の見どころ

落葉後

葉が落ちた後だと樹の本当の形が分かります。この状態で芽の様子などを観察すると次回の開花の様子を予測できるようです。玄人はこの時期の桜もよく観察するそうです。

着雪

あたかも満開の桜を見るようで美しいものです。静寂の中で見る雪の桜も価値あるものです。

つぼみ

実際の花の色よりも濃い桜色を味わうことができます。わざわざこの時を選んで見る人もあります。もちろん咲いてからも、もう一度見るようです。

3分咲き

初々しい桜を味わうことができます。期待感が増します。

8分咲き

ほとんど満開かと思うほど十分であることが多いです。まったく散っていないのでフレッシュ感があります。

満開

すべてのつぼみが開ききった時です。はらり、はらり、と花びらが散り始める時です。皆この時を見たいので一番混雑する時です。もちろん文句なしの状態です。

花筏

散り初めに池や堀などがあるとそこに散った花びらが浮かんで情緒のある状態になります。

花吹雪

ここにあたることは意外に難しいものです。風によって一気に散る様子は圧巻です。本当に凄い花吹雪に遭遇すると「キャー」と歓声が上がります。

桜絨毯

散り終わったときに地面は桜色に染まっています。とても悲しい感じがしますが美しく見える場合もあります。

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良いお花見を!

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