帰国準備
楽しかった旅も間もなく終わり、帰国前日、帰国の準備をします。準備しなければいけないことがいくつかあります。
① 携帯電話を充電する。 帰国後、日本で携帯電話やスマートフォンが使えないとたいへん不便です。宿泊施設でしっかりと充電しておきましょう。充電器や携帯電話やスマートフォンなどを宿泊施設に置き忘れないようにしましょう。飛行機内でパソコンやイヤホン式の音楽再生機器、電子書籍などを使いたい場合も充電しておくほうが安心ですね。
② パスポートや航空券を出し入れしやすい入れ物に移す。 空港では頻繁にパスポートを出し入れします。貴重品入れに入れて衣服の下に持っていると取り出すのがとても大変です。そこで、パスポートと航空券だけを入れる別の貴重品入れを服の上から首に掛けるのもありですね。あるいは腰に巻くウエストポーチなどに移しておくのも良い方法ですね。これをズボンの上から装着するわけです。ご婦人なら肩掛けタイプのハンドバッグが使いやすいかもしれませんね。斜め掛け(幼稚園掛け)が基本です。
空港で使うお金やクレジットカードなどは普通にお財布に入れて持つようにします。
③ 貴重品入れを整理する。 そこまでする必要があるのかどうかは多少疑問ですが、最終日に宿泊施設から空港→そして飛行機→日本の空港までの間、大事なものは貴重品入れに入れて上着とシャツの下に入れている人もいます。ただし、空港の保安チェックでは出してカゴに入れなければならないかもしれません。高額紙幣、予備のクレジットカード、運転免許証、家のカギ、車のカギなどでしょうか?
④ 機内持ち込みする荷物を整理する。 機内持ち込みする荷物として、鞄に入れなければならない品物は飛行機の中で使いたいもの、帰国後すぐに使うもの、壊したくない大事なおみやげ品、失いたくない高価な品物などです。飛行機に持ち込むルールに合っているか?日本に持ち込めるものか?そのあたりもよく考えることが大切です。
⑤ 機内預けする荷物を整理する。 機内預けする荷物とはスーツケースのことです。衣類などをコンパクトにたたみ、圧縮袋でかさを減らします。湯沸しポットや壊れやすいものをなるべく真ん中にします。周りに衣類などの柔らかいものを詰めていきます。基本的に失ってもいい覚悟のものを入れます。こちらもやはり、飛行機に預けるルールに合っているのか?日本に持ち込むことができるものなのか?そのあたりをよく考えることが大切です。旅行用の「小型携帯はかり」をお持ちの場合はスーツケースの重量チェックもしておくと安心です。「小型携帯はかり」は軽量ですが最終的にはスーツケースに入れますからその重量を足して計算するのもお忘れなく。
⑥ 不要物を処分する。 お菓子などは最後の現地ガイドさんにあげると喜ばれます。空きペットボトルやいらない広告の紙などは宿泊施設のごみ箱に捨てます。
※ 自分が持っているすべての荷物の中に見たことのない、おかしな荷物が紛れ込んでいないか注意します。おかしな荷物があれば添乗員さんに相談します。入れたまま帰国するのはまずいです。
⑦ 添乗員さんへのお礼が必要な場合は準備する。 現地で添乗員さんに何か特別なことをお願いして実現してもらっている場合には添乗員さんにお礼をする必要があります。これは個人の自由ではありますがマナーだと思います。帰国前にまだお渡ししていない場合は最終日にお渡しするのが良いです。
添乗員さんにお願いは本来しないほうが良いのですが仕方ない場合もあります。以前、海外で体調を崩したことがあり、添乗員さんに買い物の代行をお願いしたことがありました。そのような時にはお礼が必要だと思います。
部屋を出る
いよいよ部屋を後にします。忘れ物がないかチェックします。クロ-ゼットや冷蔵庫、金庫、浴室なども見ておきましょう。枕銭のチップだけは置いて行きましょう。
空港で
添乗員さんの指示通りにすれば問題ありません。
外貨を使ってしまいたければ空港でいろいろと使うのも良いかもしれません。免税店がある場合は大抵の場合、それが最後のお買い物のチャンスです。
機内で
「携帯品・別送品申告書」が配られたら記入します。パスポートと一緒に持ちます。
一部の便では、検疫の調査票が配られることがあります。その場合も記入します。
皆疲れているので帰りの人達は熟睡です。ごゆっくり!
空港に到着
無事着陸したら一安心です。
例によってターンテーブルで機内預け荷物のスーツケースをピックアップします。
パックツアーだとここで一度集合して解散となることもあります。
日本の空港で 添乗員さんの名言
あれだけ一緒にいた添乗員さんですが空港でお別れです。楽しい思い出を胸に皆家路につくのですが、最後に集合した場所で添乗員さんが一言
「旅行は家に着くまでが旅行です!気をつけてお帰りください!」 (添乗員さんの笑顔!)
なるほど! 最後まで気をつけて帰りましょう。そして解散となります。
検疫・入国審査・税関
検疫:記入済みの質問票を質問票専用の回収箱に投函すれば大丈夫です。諸々の状況によっては動物検疫カウンターに立ち寄る必要があることもあります。係官による質問がある場合もあります。伝染病などにかかっていると判明した場合は検疫に引っ掛かり入国できません。普通のパックツアーでは特にそういった問題は起きません。
入国審査:パスポートに帰国のゴム印をくださいます。
税関:持ち物についてのチェックがあります。「携帯品・別送品申告書」の提出が必要です。ツアーだと比較的スムーズです。
すべてが済めば空港の到着ゲートから出ます。そこは日本です。
家路、まだお楽しみは続く?
空港近くにお住まいならすぐに帰ることができてうらやましい限りです。無事帰宅されたら旅は終わりです。お疲れ様でございました。
私の家は空港から少し遠いので、家まで電車かバスまたはドライブで移動しなければなりません。以前は直行で帰宅していましたが、このごろは途中で少し身体を休めたり、少し遊んだりしながら帰ることが多くなりました。到着時間によっては空港付近の宿泊施設で後泊することもあります。家路の途中にある日帰り温泉に寄ったり、おいしいものを食べたりもします。家に到着すれば楽しかった旅行もおしまいです!
「海外もいいけれど家が一番だね!」とか、「ああっ!お茶がおいしい!」、「家のおふろが最高!」など、わが家の良さを実感するひとときです。それを再確認することができるのも旅行の良さなのかもしれません。
良い旅を!