欧州ミュージアム巡りの旅 30 (旅行連載小説短編)

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Photo:Wikimedia Commons hiro449944

他のオルセー美術館の作品を観る

チエコとサブローは目的の作品はもう観てしまったので気楽な気分で他の作品を見始めました。特にしっかり観たのは次の作品です。

新古典主義からアカデミズム

トマ・クチュール『退廃期のローマ人たち』

ジャン・レオン・ジェローム 『闘鶏』

アレクサンドル・カバネル 『ヴィーナスの誕生』

フランツ・ヴィンターハルター 『バーブ・ドゥ・リムスキー・コルサコフ夫人の肖像』

ジャン・ポール・ローランス 『ロベール敬虔王の破門』

アカデミズムの彫刻

ジャン・バティスト・カルポー 『ダンス』

写実主義と自然主義

オノレ・ドーミエ 『クリスパンとスカパン』

テオドール・ルソー 『アプルモンの樫、フォンテーヌブローの森』

ジャン・フランソワ・ミレー『春』

印象派

エドゥアール・マネ 『草上の昼食』『オランピア』『笛を吹く少年』『すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ』『ステファヌ・マラルメの肖像』

エドガー・ドガ 『オペラ座のオーケストラ』『ダンス教室』『踊りの花形』『衣装をつけた大きな踊り子』

クロード・モネ 『庭の女たち』『かささぎ』『ひなげし』『サンラザール駅』『右向きの日傘の女』『左向きの日傘の女』

ピエール・オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』『都会のダンス』『田舎のダンス』『ピアノに寄る少女たち』

ポスト印象派

ポール・セザンヌ 『サント=ヴィクトワール山』『台所のテーブル』『リンゴとオレンジ』

フィンセント・ファン・ゴッホ 『ローヌ川の星月夜』『自画像』『ガシェ博士の肖像』(同名別作品が存在します。)

ポール・ゴーギャン 『タヒチの女たち』『アレアレア』『白い馬』

ジョルジュ・スーラ 『ポール・アン・ベッサンの外港』『サーカス』

アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック 『赤毛の女(化粧)』『踊るジャンヌ・アヴリル』『女道化師シャ・ユ・カオ』

象徴主義と世紀末芸術

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ 『海岸の少女たち』

オディロン・ルドン 『目を閉じて』『アポロンの二輪馬車』

エドヴァルド・ムンク 『アースガールシュトランドの夏の夜』

グスタフ・クリムト 『樹下の薔薇』

アール・ヌーヴォーの工芸

エミール・ガレ 『色絵付装飾皿』『手』

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ルネ・ラリック 『罌粟のピン』

20世紀芸術につながる作品

モーリス・ドニ 『セザンヌ礼賛』

アンリ・ルソー 『蛇使いの女』

アンリ・マティス 『豪奢、静寂、逸楽』

アンドレ・ドラン 『チャリング・クロス橋』

ロダン以後の彫刻

アントワーヌ・ブールデル 『弓を射るヘラクレス』

オーギュスト・ロダン 『青銅時代』『地獄の門』『パンセ(カミーユ・クローデルの肖像)』『ビクーナ夫人』『バルザック記念像』

アリスティド・マイヨール 『地中海』
 

オルセー美術館を見終わって

二人は夢中で見て回っていましたから時間の経つのも忘れていました。

「お腹すいたわね。」

「そうだね。ぺこぺこだね。」

「どこで食べます?」

「確か、オルセー美術館には館内にレストランがあったような気がするんだけど・・・。」

「探してみましょうか?」

「そうだね。」

オルセー美術館でお食事

調べてみると中二階にレストランがありました。行ってみると昼食時間をやや過ぎていたのですが満席に近かったです。レストランに入るとその内装に驚かされました。スープ、パン、メインディッシュにサーモンのセット、デザートにはレモンアイスを頼みました。

「豪華な雰囲気ね。」

「オルセーは元々は駅なんだけれど、ここはゴージャスだね。」

「そうね。あっ。」

「どうしたの?」

「上見て!上!」

「ああ、天井画、きれいだね。」

「そうね、こんなところでお食事できるのはうれしいわね。」

「そうだね。」

すぐに食事は出てきました。二人は美味しくいただきました。

大満足で二人はオルセー美術館を出ました。

パリ市内観光

二人は予定通りパリの市内観光をすることにしました。

「観光バスに乗るの?」

「うん。乗り降り自由で2日間使えるらしいよ。」

「そうなの。」

「旅行会社からバウチャーといいう予約券を渡されているからバスでそれをパスと交換できるらしいよ。オルセーにも停留所があるらしいね。」

「ふーん。どこがみられるのかしら?」

「えーとね、ここから乗る場合はね・・・。」

サブローは路線図を確認してみます。

「コンコルド広場、シャンゼリゼ、凱旋門、エッフェル塔、オペラ座、ルーブル、いくつかの大きな宿などかな?」

「パリの代表的な名所がほとんど入っているわね。」

「そうだね。今日はどうする?車窓観光だけにしておこうか?」

「そうね。でも乗り降り自由なのよね。」

「うん、そうだよ。」

「私エッフェル塔だけは登ってみたいわ。」

「いいね、それ、パリが一望できそうだよね。」

「じゃあ決まり!」

「そうだね。」

二人はオルセー美術館から乗り降り自由の観光バスに乗りました。日本語の音声ガイドを聞くことができるので判りやすいです。

二人はパリの街並みを眺めながらバスに乗っています。

(つづく)

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良い旅を!

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