あとひとつ持って行くなら何がいい?
今回のお話は基本的な荷造りが完了していて「あと一つだけ何か持っていくとしたら何が良いか?」というお話です。持って行ってもいいし持っていかなくてもいい、でも持って行けたらちょっと便利というものです。もちろん、ここにリストアップしたものをすべて持っていく必要はまったくありません。
食べることに関すること
使い捨て割りばし
普通の食事や外食では必要ではありません。だいたい用意してくれてあるので心配はいらないのです。ただし、もしも宿のお部屋でカップラーメンを食べたいとか、スーパーで買ってきたお惣菜を食べたい場合、熱々のピザを買ってきた場合などには役立つことがあります。
使い捨てスプーン
使い捨ての割りばしと同じ理由で必要になります。カップスープを飲みたいとかスーパーでアイスクリームを買ったのに匙(さじ)を貰えなかったようなときには役立ちます。
つま楊枝
ちいさいものだけれどこれさえあればスーパーで買ったミートボールやカットフルーツだって手を汚さずに食べることができます。できれば一本ずつ個別包装されたものが衛生的で便利です。
使い捨ての紙皿
スーパーで買ったお総菜やアイスクリームを取り分けて食べるようなときには便利です。ピザやケーキを載せるのにも良いですね。平たいものが良いのかボウル状の深いものが良いのかは旅のスタイルによって決めれば良いと思います。
缶切り
日本の缶詰は取っ手が付いていて引っ張ればパカッと簡単に開けることができます。けれども海外では昔ながらの缶詰も多いです。缶切りがあればお部屋で食べることができます。フルーツの缶詰など食べると元気が出ますね。飛行機に乗るときには刃物と同じ扱いになることもあるので機内預けのスーツケースの方に入れておきましょう。
個装の調味料
常温保存できるものに限ります。塩、コショウ、マヨネーズ、ソース、しょうゆなど個別包装のものがあればとても便利です。荷物の中でこぼれないようにタッパーのような容れ物に入れておくと良いですね。どうしても味を調整したい場合には良いと思います。
飲むことに関すること
電気ポット
安いビジネス用の宿ではポットが置いてないとか、借りるのが難しいようなことがあります。そのような場合に自分でポットを持ち歩いていると便利です。海外ではどこでも使えるタイプの、電圧に幅を持たせた製品がお勧めです。それだと変圧器がいりません。ただし変換プラグだけはその国の規格に合ったものが必要です。
インスタントの飲み物
緑茶や紅茶のティーバッグがあれば本格的なお茶や紅茶をお部屋で飲むことができます。コーヒーのスティックやカップ用インスタントスープも便利です。砂糖、クリームもお好みで持って行くのも「あり」でしょう。
みそ汁も良いのですが海外ではその匂いが嫌われるという説があるので私は持って行きません。
野菜の粉末ジュース
いつも飲んでいる人はこれを持って行けばいつもと同じ環境を作ることができます。私はこれを持って行くようになってからヨーロッパに行っても口の吹き出物が出にくくなりました。
使い捨て紙コップ
紅茶などの飲み物、カップ用スープ、ジュースなど何にでも使えるので便利です。紙のコップと透明なプラスチックコップがあるのですが、旅行では断然紙のコップが便利です。熱くても冷たくてもどちらにでも使えるからです。
ハチミツのミニパック
そのまま舐(な)めるとか飲んでもいいのですが、紙コップに入れてお湯で溶かして飲むと冬なら体が温まります。夏なら少しのお湯でハチミツを溶かしてミネラルウオーターや炭酸水を入れて飲むとおいしいです。もしも衛生的なレモンかレモン果汁があればハチミツレモンを作ることもできます。果物は当たりやすいので自己責任で・・・。
ハチミツは気分的に疲れが取れるような感じがしますので気に入っています。
栓抜き
国によっては飲み物を飲むときに必要になることがあります。小さいキーホルダー状のものが旅行には良いかもしれません。
ベッドサイドで役立つもの
小さな懐中電灯
いざというときに便利です。また、隣りで寝ている人を起こさずに時間を確認できるので必需品です。バスの中や暗い所でバッグの中を見たいときなどにも活躍します。耳に虫が入った時はこれで照らすと外に出てくることがあります。
目覚まし時計
宿にもあることが多いのですが疲れていて起きることができないこともあるので複数のアラームをセットすることがあります。なるべく小型のものが良いでしょう。
耳かき
旅行中、耳の中がかゆいときには有効です。ただし不衛生だと外耳炎を起こすことがあるので安全な消毒剤で拭いてから使用するのが良いですね。
個装の綿棒
耳掃除を安全に行うのには良いですね、ベビー用のオイルを染み込ませて掃除すればかなり安全です。一本ずつ個別包装されているものが便利です。とても小さな傷口の場合は消毒剤を付けて消毒にも使えます。
ウエットティッシュ
手を拭いたり服に飛んだ飲食物を拭いたり、スーツケースのハンドルを拭いたり、いろいろに使えます。あればとても便利です。
緊急処置系
とげぬきセット
救急セットに加えて持っていると便利です。海外旅行でトゲが刺さることは稀ですがトゲが刺さったままの観光はとても辛いです。ご自分で取り除くことができればそれに越したことはありません。自己責任なので事前に正しい方法を良く調べておくことが大事です。私の場合は次のようなものをセットしています。
とげ抜きピンセット 市販のものでも良いのですが、医療用の「とげ抜きセッシ」であればなお心強いです。
消毒剤 救急箱に入っているような人体に安全なものです。
綿花 消毒剤を付けて拭いたりします。
針 裁縫用の針でも大丈夫ですが、医療用の「ランセット」ならさらに心強いです。
ルーペ 眼鏡のように掛けられるものが良いです。時計修理用のものを使っています。
ダクトテープ
使いかけの量が少ないものが良いです 各種補修に使えます。毒虫の退治にも使えます。ガムテープよりも粘着力が強いので便利です。切るためにはハサミもあった方が良いです。
その他
使いこなすことができれば何かと役立つもの
小さなカラビナ
カバンやズボンのベルトに帽子を付けておくときや買い物をしたレジ袋がたくさんになったときに、持つところをひとまとめにしたりとアイディア次第でいろいろに使えます。よくデイパックに飾りのように付けている人を見かけますが実用性もあるものなのですね。
S字フック
どこかに引っ掛けて荷物などを引っ掛けられるようにする道具です。アイディア次第で旅が快適になります。
ルーペ
いわゆる天眼鏡や虫眼鏡のことです。何かを拡大して見るときに便利です。
輪ゴム
食べかけのお菓子袋に使うと便利です。女性なら髪を束ねるゴムがないときには代用できます。カラフルなものを用意しておくと良いかもしれませんね。
トイレットペーパー
大抵の場合、トイレには付いていることが多いのですが、ごくまれにあるいは国によってはないこともあります。そのため、一回分はバッグに入れておくと安心です。芯を抜いてつぶして持って行くとかさばりません。何かをちょっと拭くのにも便利ですよね。
コンパス(方位磁石)
建物の方角が気になるときに役立ちます。大抵の建物は東西南北に合わせていることが多いのですが、場合によっては夏至や冬至の方位だったり、大昔の東西南北に合わせてあって現在では少しずれていたりと様々です。何か面白い発見があるかも!
レジ袋
ゴミ袋として大活躍です。三角形に小さく折りたたむ方法があります。きれいにたたむとコンパクトに持ち歩くことができます。
タオル
普通にお顔を拭くためのフェイスタオルです。何かを拭いたり割れそうなお土産を包んだり、寒いときには首に巻いて寝てみたりと意外に役立ちます。
電卓
現代ではスマートフォンやガラパゴス携帯でも電卓が付いていますから持ち歩いている人は少ないかもしれません。ただし、海外でスマートフォンを計算のたびに頻繁に取り出して見せていると狙われてしまうことがあります。そんなときには安い電卓の方が安全かもしれませんね。
コミュニケーション系
筆ペン (達筆な人におすすめ)
漢字で名前を書いてあげると喜ばれます。「ボブ」さんなら「慕武」と書いて「武道が好き!」という意味だと説明してみましょう。「エミリー」さんなら「恵美利井」と書いて「美しさに恵まれ利益も井戸のように湧いてくる!」と説明してみましょう。できれば縁起の良い感じで、なるべく相手が喜んでくれそうな字を当てると良いでしょう。
サムさんなら「寒」ではなくて「作夢」と書いて「夢を作る」と説明してみましょう。「ドリームメーカー」と言えば良さそうですね。
どうしても難しい人もいます。その場合はひらがなでOKです。
もしもアクトーさんという人がいたら「悪党」や「亜苦盗」は当然だめです。少し苦しいけれど「阿久投」(丘の曲がった所で長く投げる。)にするとか、思い切ってひらがなで「あくとう」でも良いでしょう。
トランプ
部屋で過ごす時間や列車の旅の暇な時間に役立ちます。空港で飛行機を待つときなどにも良いですね。旅は暇な時間もたっぷりなので遊べる時間もあったりします。
日本の柄や絵が描いてあれば一枚ずつ現地のだれかにあげてもいいですね。
花札
使い方はトランプと一緒です。一枚ずつお世話になった人にあげてもいいですね。
良い旅を!