おみやげについて
旅行にはおみやげが付き物です。皆、旅行先でお土産を購入する際にはいろいろな要素を考えて買っています。それぞれの要素について考えてみましょう。
おみやげを渡す相手による分類
1. 周囲へのおみやげ : これは会社の同僚や学校の友人、ご近所さん、親類縁者などに渡すおみやげなどのことです。義理の要素が強いです。なのであまり高価ではなく、軽いけれども適度な大きさがあり、見栄えのいいものを選ぶことになります。形の残らないものが良く、お菓子などの加工食品であることが多いです。
現地で買わずに、あらかじめ日本の海外お土産取扱店から通信販売で購入しておくこともできます。食品表示などにつきましては日本語で書かれたラベルが付きますが、便利なので良く利用します。旅行中にお土産を買うのは楽しみではありますが、たくさん買わなければいけない場合は荷物も増えるしお土産を買うことに時間を費やしてしまいます。あらかじめ準備しておけば買い忘れもなく、安心です。荷物もかさばらないのでスマートに旅ができます。また、旅行の予定はないのですが日本にいながらにして海外旅行気分を味わいたくて、お取り寄せ感覚で購入したこともあります。
2. 家族へのおみやげ : 留守番をしてくれた家族への御礼として用意します。一般的に他人へのおみやげよりも高価であることが多いです。また、もらう側の人のイメージが正確にわかるのでかなりその人の趣味や嗜好に合ったものになることが多いです。ネクタイやスカーフなど、形に残るもののことも多いです。食べ物の場合は家族皆で食べられるように皆で分けやすい製品が良いですね。
3. 自分への記念品 : 欲しいと思ったものを買って帰るわけですが、値段に糸目を付けないのが普通です。その人の好みが前面に出ます。趣味的な買い物になることが多いです。
おみやげを選ぶ基準
1. もらった人がうれしいもの : やはり、もらって嬉しい物をあげたいですよね。おみやげを渡す相手のことがわかっていれば、その人の趣味のものをあげたいと思いますが、そこには落とし穴があります。例えば、その物をすでに持っているとか、あるいは気に入らないものだったりするということがあるのです。また、年配の方や引越しの多い人などは身の回りに物が増えるのを嫌がる傾向があります。そのようなことを考えると、やはり形の残らないものが良いでしょうし、少しだけ珍しいお菓子あたりが無難かもしれません。よく使う消耗品も良いかもしれません。結局ベタな選択がベターだったりするわけです。
2. かさばらないもの : 現地で買うおみやげは、いくつも持って帰ることを考える場合かさばらない物のほうが良いです。等身大のぬいぐるみなどは素敵だけれど、普通はちょっと持って帰るのは無理です。運賃が発生してしまいます。
3. 軽いもの : 現地で買うおみやげはやはり軽いものがおすすめです。スーツケースには重量制限があるからです。
4. 法的に大丈夫なのもの : 検疫や関税、国際的な輸出入規制、日本の法律などの関係で持って帰ることができないものがあります。それらをよく判断して大丈夫なものだけを買いましょう。
よくあるおみやげ
1. 無難なもの : クッキー、チョコレート、Tシャツ辺りがよく売られていますし、選ばれています。
2. 少し好みの出るもの : エコバッグ、巾着、塩、香辛料、紅茶、ウーロン茶、コーヒー、キャンディー、ローストした豆、特産物のシロップなども良く見かけます。好みがある程度分っていればこれらのものも良いかもしれません。
喜ばれるおみやげ
1. 価格の高いもの : これは相手にもよりますが喜ばれると思います。紳士物ならボールペンやネクタイ、ご婦人物ならオープンハートのネックレスやスカーフ、グロスなどが喜ばれるのではないでしょうか?。実用的であることも大事なポイントです。
2. 欲しかったもの : 関係が割りと近い人で事前に聞いておくことができると可能です。ただ、入手できないこともあるので第二~第三候補まで聞いておくと安心です。
私がいただいて嬉しかったおみやげ
私が嬉しかったのはTシャツでした。やはりベタですね。でもよほどの奇抜なデザインやサイズが小さ過ぎない限りは家で着ることができるので良かったです。
外人さんのおみやげ
日本に来た外人さんは、宿のアメニティグッズや街で配られていたポケットティッシュなどをおみやげにしてしまうそうです。日本語が書いてあれば異国情緒が感じられて結構喜ばれるようです。普段使えるものならお土産になるとのことでした。
ただし、伝統的にお土産文化のある日本人には無料のアメニティグッズなどだけだとちょっと難しいかもしれません。日本の場合はメインのお土産にプラスする形なら、そういったことも可能でむしろ雰囲気が伝わって良いかもしれません。
良い旅を!