パックツアーの小技 (国内旅行)

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国内のパックツアーは調整可能?

パックツアーといえば旅行社さんにすべておまかせというのが一般的です。海外ではちょっといろいろな工夫をお願いすることは難しいので本当におまかせでお願いしています。けれども国内旅行だと多少の調整をお願いすることもあります。もちろん1ヶ月前など早い時期であることと、調整の諸費用と旅行社さんの手数料はこちら持ちであることが重要です。

ハードなツアー内容をゆるく調整

パックツアーといえば「行きも帰りも皆で一緒に行動する。」というのが普通です。国内でも私はよほどのことがなければ旅行社さんのパックツアー企画そのままで行くことが多いです。そのほうが楽だし、安いし企画も緻密に良くできていることが多いからです。

これからお話させていただく話は私が20回以上ツアーに参加させていただいた旅行社さんが快く引き受けてくださった調整の例です。

以前プロ野球の日帰り観戦ツアーに行こうとした時の話ですが、その試合は土曜日のナイターだったので土曜日の午後出発で終了は9時から10時過ぎ、そしてとんぼ返りで深夜に帰ってくるというものでした。私は、そんなに早く帰ってくる必要がなかったことと、翌日が日曜日であること、そして何よりも少し体力的にきつすぎるかな?と思ったので、申し込みの際、旅行社さんに少し質問してみたのです。「スケジュールがきつすぎるので、行きはその企画どおりのツアーで行き、野球の試合を観戦して、その晩は宿を取っていただき、翌日その地域から帰ってくるバスに乗せていただくことはできないでしょうか?」とダメもとできいてみたのです。そうしたところ、「できるかどうか調整してみます。のちほどお電話いたします。」とのことでした。真剣に受け止めて下さったことがうれしかったです。30分程して「そのようにできます。宿の手配をしますか?」とお返事をいただき、そのままお願いしました。

当日は、午後発のそのツアーで球場まで行き、添乗員さんが「こちらのかたはここでお別れです。」とツアーメンバーさんの皆にお知らせしてくださり、皆に挨拶してツアーを離れました。そして野球を観戦しました。その球場では、近隣への配慮から9時以降は鳴り物を使った応援を禁止していることを知りました。皆、タオルをクルクル振り回して応援していました。試合は白熱して終了は夜の11時でした。やはり宿をお願いしておいて良かったです。試合の終了後には球場から歩いて数分のビジネス用の宿泊施設に行き、泊まりました。静かで快適な良い宿でした。翌日は午前中、自由に買い物などをして、昼食も済ませました。午後、その旅行社さんの別のツアーバスに大きな駅前でピックアップしてもらいました。夕方には無事帰宅できたのでした。

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その後日談ですが、その旅行社さんでは同じような野球の観戦プランを催行するときに、日帰りプランと一泊プランの両方を企画してくださるようになりました。「私と同じようなニーズのお客さんもあったのかな?」などと思いました。旅行は「安い・早い・内容がいい」が良いのですが、場合によってはそうではないこともあるのかもしれません。

ツアーを部分的にお願い

パックツアーといえば、「すべてが一まとめに入っていて、皆で最初から最後まで行動をともにする。」というイメージがあります。

けれども初めから早めにお願いすれば、部分的なサービスを旅行社さんにお願いすることもできるのです。旅行社さんの事情によってその手配方法はいろいろです。

先ほどの例のように他のツアーメンバーさんと一緒の乗り物で現地に行き、観光はほとんど自由行動、宿へは自力で移動、宿は他のツアーメンバーさんと同じところに泊まる。そして他のツアーメンバーさんと同じ乗り物で帰ってくる。つまり観光が自由行動である以外はパックツアーそのものというパターンがあります。

あるいはツアーとは関係なく、純粋に飛行機と宿だけの予約を取ってくれる場合もあります。もちろん観光は自由行動です。

これは、ツアーの観光スポットが一箇所に固まっていて宿が連泊か違う都市に移動しても距離が近いようなときに有効です。ツアーで行くような観光スポットはもう何度も見てしまっているとか、どうしても見たいものが別にあるような場合に良い方法です。京都近郊に連泊するような観光では特にありだと思います。

自由行動ではレンタカーを

自由行動では現地でレンタカーを借りて自由に観光するのも良いですね。レンタカーを借りる場合はその借用費用と、保険料、燃料費、駐車場代などがかかります。また、車両の返し方もよく考えてから借りる必要があります。最近のレンタカーにはカーナビが付いていることが多くだいぶ便利になりました。

以前「レール アンド レンタカー」というキャッチコピーを聞いたことがあります。「レール」とは快適な高速鉄道のことを表しています。「レンタカー」はレンタカーそのものを意味しています。鉄道で移動し、駅を降りたらレンタカーで楽しみましょうという企画だったと思います。

「フライト アンド ライド」というのも聞いたことがあるような気がします。おそらく同じ意味だと思います。

鉄道でも飛行機でも船でもバスでも成立する考え方ですね。そして、それは今後も古くならない旅のスタイルの一つであることは確かです。

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良い旅を!

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