腕時計(あると便利な身に付けていくもの)
耳栓(あると便利な機内持ち込みするもの)
海外では腕時計が必需品!
最近では腕時計を使わない人が増えているようです。これはスマートフォンが普及しためだと考えられます。そのような状況ですが、海外旅行だけを考えるときには腕時計は必需品だと考えています。
海外で腕時計が必要な理由
海外で腕時計が必要な理由を箇条書きにしてみます。
① 飛行場や駅などで緊急に時間を確認しなければならないことがあり、腕時計なら瞬時に時間を確認することができます。
② 治安の良くない場所で時間を確認するときに、腕時計なら目立たずに時間の確認ができます。
③ いざというときに腕時計を売って現金化したり、先方の持つ品物との交換品に使うことができます。
④ アナログのダイバーウオッチタイプなら外のリングを回して、三角の大きな印を集合時間の「分」に合わせ、長針と見比べることで残り時間がアナログ的に把握できます。集合時間まで間がないのに免税店で買い物をしなければいけないような場合に役立ちます。デジタル時計ならそのような時にアラームを鳴らすことができて便利です。
⑤ 方角が判らないとき、昼間の屋外ならアナログ時計で方角が判ることもあります。アナログ時計の短針が指しているところに楊枝を立てて太陽に向けます。楊枝の影を短針に合わせます。短針と文字盤上の12時との間の二等分線が「南」となります。そして反対側が「北」になります。
⑥ デジタルタイプなら目覚まし時計として使うことができて便利です。
⑦ これは私には合った方法ですが万人に良いかどうかはわかりませんが、ご参考までに・・・。
日本から飛行機で飛び立つ時に腕時計を現地の時間にしてしまうのも時差ボケ予防に有効です。腕時計だとその作業が容易ですし、その作業をする時に時計の針を動かしながら、頭の中で日本から現地へ移動するイメージを持ち、光量の変化や時間をイメージし、針が現地時間に達したときに、「今、私はもう現地にいます。今は午前8時です。」と自分に言い聞かせることができるのです。飛び立った瞬間から現地の現在時間にいる感覚で過ごすようにしています。現地が夜なら眠るし、現地が昼なら起きています。自己暗示的なテクニックですが長距離フライトのときは必ず行っています。「今まで時差ボケを感じたことはありません。」と、思い込んでいます(笑)
このように腕時計は海外旅行中にたいへん役立つのです。
海外旅行ではなぜスマートフォンを時計がわりにしてはいけないのか?
スマートフォンでは取り出しと収納に少し時間がかかります。とても急いでいる時には腕時計のほうが優れています。時間を知るために頻繁にスマートフォンを出し入れしているとスマートフォンを所持していることと、所持場所を周囲に教えることになり、トラブルにあう原因となるかもしれません。万一、スマートフォンの充電不足や過度の使用により、バッテリー切れを起こしてしまうと時間を確認することはできません。同様に万一、スマートフォンが故障してしまうと時間を知ることができません。
ただし、スマートフォンは目覚まし用のアラームとしては大いに使えると思います。もちろん通話やWEB検索にもたいへん役立つと思います。
デジタルかアナログか?
腕時計を持つ場合、デジタル時計が良いのかアナログ時計が良いのか迷ってしまいます。そこはお好みで決めて良いのではないかと思います。スパッと時間を正確に知りたい場合はデジタルが良いでしょう。もしも前述のように残り時間を直感的に知りたいとか、方角を太陽の影で知りたいなどの思いがある場合はアナログが良いでしょう。
私の場合はデジタルとアナログの両方が付いた時計を使用することが多いです。
耳栓はなぜ必要?
耳栓は成田からロンドンやパリに飛ぶ、いわゆるヨーロッパ便などで役立ちます。もちろん太平洋を越えて10時間近く飛んでいくような便の場合も、必ず眠らなければなりません。そのようなときに近くの席で大いびきをかいている人がいたりします。あるいはイヤホンから大音量の音楽が漏れている人がいたりします。ベチャベチャとおしゃべりが止まらない人たちがいたりします。そうでなくてもエンジンに近い席だとゴーという騒音が常に響いています。そのような音が入り交じってどうにも眠れないときに耳栓は役に立つのです。
耳栓の種類
円筒形のものから円筒形の周囲に膜状のヒダを複数持ったものなど形はいろいろです。材質もいろいろです。市販のものをいろいろと試してみると良いかもしれませんね。もちろん装着方法も製品によって異なります。
フォームタイプの耳栓とは
白色か黄色の円筒形をしています。使うときは指で細くして耳に入れて、膨らむと耳の穴がふさがるタイプです。これが一番オーソドックスなタイプです。遮音性に優れています。
ウレタンやポリウレタンは水に弱く劣化しやすいようで使い捨てです。
弾性発泡ポリマーは水に強く長持ちしますので洗って再使用できます。
フランジタイプの耳栓とは
1~3段くらいのヒレが付いていて持ち手をつまんで耳に差し込むタイプです。シリコンでできているのでやや硬めです。合わないと痛くなる場合もあるようです。フォームタイプより遮音性は良くないようです。
最新の耳栓とは
防水で耳に水が入らないものや使い捨てタイプで衛生的なものがあるようです。色や形が美しいものもあるようです。シリコングミの耳栓ならピッタリ装着できるようです。
デジタル耳栓ならアナウンスや着信音は聞こえるが生活音の90%を遮断するようです。ほぼ同じものと考えられますが、ノイズキャンセラー付きのヘッドフォンが耳栓代わりになったと聞いたことがあります。フォームタイプより遮音性は良くないようです。
気圧の変化に対応できる耳栓というのもあるようです。
意外な耳栓とは
ロックコンサートなどで大きな音を聞かなければいけないときに装着する耳栓というものがあるようです。良い感じの音量になるそうです。旅行先でそういう機会があるなら役立つかもしれません。
最高度の遮音性を得る方法
まず、フォームタイプの耳栓を両耳に装着します。その上から空港で飛行機の誘導をする人達が付けているような昔の大きなヘッドホン形の防音器を装着します。おおげさな感じになりますが、かなり静かです。旅行の時には大きすぎておすすめできませんが、何かの作業音から耳を守りたい場合には良いかもしれません。
旅行中に耳栓が役立った場面とは
眠りたい場面すべてで役に立ちます。建物だとホテルや山小屋などの宿泊施設ですが、乗り物だと飛行機、船(2等)、長距離バス、観光バス、特急電車、寝台列車などで役立ちますね。
その他
耳栓は衛生的に扱いましょう。複数回使えるものは、使用後、きれいに洗浄して乾かして再使用するといいですね。使い捨ては衛生的です。
耳栓は小さなものなので、無くさないように小さな専用の入れ物を用意すると管理しやすいです。
紛失に備えて予備を一組持つのも良いでしょう。スーツケースに一組入れておくのも良い方法です。
耳栓の快適度は、ある程度価格に比例するようです。
日本を出発する前に耳栓をつけて一晩眠ることができるか練習してみるのも良いと思います。気に入らなければ他のものに変えるのもありだと思います。
耳栓は知らないうちに恐ろしく機能が進化し、種類も増えたことに今更ながら驚いています。
良い旅を!